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2008年07月29日

東京オンリーピック、上映情報。

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2008年夏、唯一無二の競技映像を集めたスポーツの祭典が開幕する。
「東京 オンリーピック」とは、国内外15組のクリエイターたちによるヴァーチャル・スポーツ競技大会です。
総監督は「スキージャンプ・ペア」 の真島理一郎氏。
短篇.jpに協力してくださっている中野裕之、筧昌也、谷口崇の三監督は競技委員長でもあり、当サイトも「男子鉄球玉入れ」(監督:中野裕之)、「ブランカー」(監督:筧昌也)の2作品に参戦しました。

公開日程:2008年8月8日(金)〜8月24日(日)
公開劇場:新宿バルト9
     新宿区新宿3-1-26新宿三丁目イースト9F
     TEL03-5369-4955(自動音声案内による24時間受付)
      URL:http://wald9.com/index.html
上映時間:連日19:00〜
入場料金:当日窓口料金 2500円均一(税込)


詳しくは下記のリンクをご参照ください。

【東京オンリーピック公式サイト】
http://www.onlypic.org/


※画像をクリックすると、劇場版予告篇が視聴できます。

2008年07月21日

短篇.jpルーキーズ第1弾、参加監督対談。

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『神様の言うとおり』の岡元雄作監督(左)と、
『いちおくまんえん』の片岡翔監督(右)に、企画に参加した感想や制作中の実感を語っていただきました。
岡元監督は、今年2月に第5回エディロールビデオフェスティバルで、『SLAP』がストーリー部門のグランプリを受賞。片岡監督は、今年6月のSHORT SHORTS FESTIVALのストップ!温暖化部門で、『ニタンカサンソ』が入賞しました。お二人とも、丁寧に自主作品を撮り続けています。


◆◆◆


岡元:第1弾のシナリオコンペの時、実は、脚本と一緒に、ある企画を提出しました。全部の話を、ある同一の一日に繋げるのは難しいのではないかと思ったので。

片岡:反則ですね(笑) 人生が変わったかもしれない一日ということですが、僕は、劇的なようで劇的ではない話がいいなと思いました。わかりやすく、宝くじをテーマに…当たったから幸せではなく、当たらなかったから幸せ、という図式です。

岡元:6話を繋げるために、他の合格した脚本を読ませてもらったのですが、どれもシチュエーションが違う。これに普通の人間を登場させるのは難しいから、何度も相談をしました。それで、神様を登場させるのはどうかと提案したら、プロデューサーも賛成してくれて。神様なんだけど、やはり人間を感じるドラマにしたいという共通の認識があって、その神様は実は、神様を辞めたいと感じているという設定にたどりつきました。

片岡:なるほど。そういう経緯があったのですね。普通の人間ではないけれど、単なるファンタジーでもないとは感じます。

岡元:最初は、男女の神様だったのですが、プロデューサーから二人の女性にしたらどうかと提案されて、書き直すとすんなりと書き出すことができました。男女だとどうしても恋愛感情とかに縛られてしまって。

片岡:他の話でも恋愛ものが多いですから…

岡元:身の丈で書きやすいのかもしれないですけど。

片岡:どうして、日本のショートフィルムは恋愛ものが多いのでしょうか? 僕はあまり撮りたくないです。海外の秀作はほとんどないですね。恋愛もの。

岡元:僕もほとんどないですね。片岡さんは、こどもをよく描きますね?

片岡:なんでですかね~僕自身がこども、なんでしょうね。こどもって、面白いですからね。映画の中ではなくても、現実的にも。見ているとなんだか、面白い。現場では大変ですけれど。

岡元:こどもの演出は難しいでしょう?

片岡:まあ、言葉が通じないので、動物のような感じでというのは言い過ぎですが、その子の状態によって放し飼いにするというか…虎太郎役:安田蓮くんとは楽しめました。編集では、繋がりに苦労しました。顔の位置とか、手の位置とか、こどもだから動きまくって、なかなか繋がらない。

岡元:片岡さんの話に、僕の登場人物をリンクさせるのは、わりと楽でしたけど。影響はありませんでしたか?

片岡:そうですね。たぶん、ここしかないだろうというキャラクターは脚本に入れていました。

岡元:助かりました。しかし、「いちおくまんえん」はタイトルがいいですね!

片岡:僕は、タイトルから考えることが多いです。

岡元:コンセプトを最初に明解にするということですね。

片岡:はい。シナリオを書く前に、きっちり考えます。脚本が決まってから、キャストを探すのが始まりますが、最近はmixiとかでも声をかけて集められますし、子役が1000名くらいが登録しているサイトがあるのですが、そこで見つけて、面接しました。

岡元:お、今度教えてくださいよぉ。井手らっきょさんは?

片岡:タカハシカナコさんという母親役を、当て書きをしていたのですが、彼女が井手さんの劇団に所属している関係で、直接、話に行きました。ご本人からOKをいただいてしまったせいか(笑)、オフィス北野さんもこのような小さなプロジェクトにもたいへん好意的でした。

岡元:大胆ですねぇ。「神様の言うとおり」と撮影が同じ日でしたよね? 小阪由佳さんがこちらの現場を夕方出るという日程で。

片岡:そうでしたね。綱渡り。小阪さんは2~3カットでしたが、井手さんにも「出し」があったので。

岡元:神様役の小阪由佳さんはちょっと茶目っ気のあるキャラクター、側近役の国分佐智子さんは、母性を感じるキャラクター、うまくはまった気がします。お二人は別の作品でも共演されていたせいか、とてもテンポがよかったです。ぎりぎりで小阪さんの撮影を終えて、なんとか片岡組に送り出せて、ほっとしました。こういう訓練も必要かもしれませんね。

片岡:集中力とか、事前の演出設計とか、ほんとうに大切だと感じました。

岡元:自主映画の時には、わりとリハーサルをしますから…

片岡:こどもの場合、事前のリハーサルや練習が災いすることもありますよね。リハの前に親がセリフを教え込んでしまったり。ちょっとした言葉のニュアンスなんかも、親が教えたとおりに染み込んでしまっていていて、なかなか変えられないことがあったり、苦労しました。

岡元:僕はカット割もかなり綿密にコンテに書いたのですが、撮影監督の小林元基さんに相談しつつ、現場で大幅に改訂してもらいました。むしろ、それがよかったと思います。現場で、プロの女優さんが演じた時に、コンテは無力かもしれません。今回は、小林さんに画づくりを託して、僕は演出に集中できました。あとは、小道具のリモコンをつくったくらいです。扇風機のリモコンを改造して。ロケハンは苦労しました。シーンごとに移動するのは難しいので、とにかく安いハウススタジオを探し出して、同じスタジオの和室を利用して回想シーンを撮ったり、効率的にできました。

片岡:僕も父親の家を無償で借りて、小道具はネットオークションを利用して安く手に入れたり、弟に宝くじのデザインをしてもらったり、手作り感覚でした。
岡元さんは、他の5人の監督の撮った画を使わないといけない、仕上げは大変ではなかったですか?

岡元:自分で言い出したことなので(笑)それぞれのフォーマットが違うので、HDとかSDとか、ルックや画質を違和感ないように合わせるのに時間がかかりました。
なんとか、商品になっても、クリアしているのではないかと…今はかなりよくなりましたが、当時のClipLifeの画質だとあまり細かい部分が伝わりにくかったかもしれません。

片岡:違和感なかったですよ。DVDで観てもらえると、ディテールもわかるので、ぜひ大画面で観て欲しいです。

岡元:「神様の言うとおり」の後、少しずつ劇場映画のメイキングのディレクターの仕事が来たりしています。プロの現場を見る事ができるので、とても勉強になります。助監督の経験がないので。その合間に、自主映画も製作中です。

片岡:この経験は自主映画を撮る際に反響が違いますね。作品がDVDになっているので、キャストやスタッフを集める時に、今までとは反応が違います。僕は、たくさんシナリオを書いたり、自主映画を撮り続けていたります。今回のショートショートフェスティバルで、外国の短篇映画を大量に観ることができたののも、刺激になっています。恋愛ものや私小説ものは評価されにくいですし、評価の高いのは概ね10分以内ですね。まだまだ、書くべきもの、撮るべきものがたくさんあると感じています。

岡元:短篇.jpの企画は、作品を世の中に出せる喜びもあるのですが、こうやって、監督たちと横の連携や情報交換ができるのも、うれしいです。自主映画を続けていくと、なんだか閉じていく感じがして。映画祭で挨拶するくらいですから…

(了)

2008年07月11日

短篇jpルーキーズ第3弾、配信開始。

短篇jpルーキーズ第3弾の全6話が、完成しました。
登場人物が連鎖していく「チェーンストーリー」です。
どの作品からご覧になっても、楽しめます。

無料配信は、7月17日(木)で終了いたしました。
たくさんのご視聴、ありがとうございました。
今後、gooおよびBBTVにおいて有料配信される予定です。


※画像をクリックすると、NTTの動画共有サイト「ClipLife」で、
各作品の予告編を視聴できます。


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『ポイズンラジオ』監督:夏目大一朗

カリスマラジオパーソナリティー・ポイズン山田のディープな夜がはじまる。


出演:古舘寛治
   高山侑子
   山本剛史
   岩橋康弘
   池内直樹
   泊帝
   廣川将都
   伊藤あすか


撮影:押木大輔
音声:五月女温
制作:文信幸
   伊藤あすか
   土井省吾
スタイリスト:立山功
ヘアメイク:枝松則之

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『春のシオンで』監督:吉村真悟

「そろそろ起きる時間ですよ」
昏睡状態に陥った素子は現実を悲観し、目覚めたくないと思い始める。


出演:高山侑子
   金子早苗
   秋山夕日
   森岡龍


撮影・照明:石川真吾
録音:大里圭介
スタイリスト:立山功
ヘアメイク:枝松則之
医療指導:菅原結花
監督助手:伊藤岳雄
     中村武史
特殊効果:高橋建
     平沢翔太
     吉村真悟
音楽:長尾悠市

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『架空の恋人』監督:瀬川浩志

想いを寄せる聡の部屋に侵入し、空想の中で彼と恋人同士になる環。そこへ、ほんものの聡が帰ってきた。


出演:山田キヌヲ
   黒沢美香
   森岡龍


撮影・照明:金子雅和

撮影助手:笠原雄一

録音:高島良太

制作:浅野陽士
助監督:竹内洋介  
スタイリスト:立山功
ヘアメイク:枝松則之
振付:戸田佳世子
振付助手:山村和弘
音楽:浜口一博
   泉貴樹

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『美味しいコーヒー』監督:真壁幸紀

健夫は隣に住む美女・薫の留守中に、彼女の部屋に侵入するが・・・。


出演:水橋研二
   川口覚
   水谷妃里
   山田キヌヲ


撮影・照明:菅野宏彰
      八木重憲
録音:小野幹和
   石志哲朗
美術:名倉健朗
   高橋謙介
スタイリスト:立山功
ヘアメイク:枝松則之
ヘアメイク助手:市川慎也
音楽:星貴也
助監督:木田友和
制作:須見有樹子
   近藤視香
車輌:武田直人

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『キッスがしたい』監督:浅野晋康

叶えたいのは、十年前にしたファーストキッスの約束!?
ちょっとビターなタイムスリップ・ラブストーリー。


出演:水谷妃里
   宝積有香
   服部竜三郎
   佐藤貴広


撮影&照明:平野晋吾
録音:高島良太
音楽:松本龍之介
スタイリスト:立山功
ヘアメイク:枝松則之
ヘアメイク助手:市川慎也
撮影助手:成田源
助監督:関寛之
制作進行:但馬美菜子
制作・編集協力:福井琢也
        高橋明大

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『ゴメンナサイが言えなくて』 監督:真田幹也

相手の気持ちを考えて吐く「嘘」。
そんな「嘘」は優しさだろうか?
…男と女の最後の戦いが始まる。


出演:宝積有香
   中山雄介
   西岡秀記
   祖父江唯
   米津詩穂
   飯岡真奈美
   成田里緒       
   古舘寛治


撮影:大道省一
撮影助手:加藤隼介
     田辺清人
助監督:酒井耕
編集:深野光洋
スタイリスト:立山功
ヘアメイク:枝松則之
タイトル:Mogg
小道具:南雲佳奈
美術協力:松本謙一郎
音楽:杉浦篤

2008年07月05日

短篇.jpルーキーズ第2弾 参加監督対談(2)

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田中智章(左)・佐藤克則(右)両監督対談の続編です。

プロとして歩みはじめたお忙しい時にもかかわらず、お時間をつくっていただき、ありがとうございました。長時間、興味深いお話を聞かせていただいたのですが、割愛・編集してしまったことをお詫びいたします。
公表できないけれど、進行中の企画もあるそうで、とても楽しみです。
短篇.jpルーキーズ参加監督たちから、映画祭受賞や商業デビューなど、ご活躍の情報をいただくことが多くなりました。
次回は、ルーキーズ第1弾の岡元雄作・片岡翔両監督の対談を掲載いたします。


◆撮影と制作のこと。

佐藤:ルーキーズ第2弾の撮影というか、制作っていうのは?

田中:プロの女優さんを撮るのは初めてじゃないけど、新鮮ですよね。気負いみたいなのありました? プロの俳優を演出するってことに…

佐藤:文化庁の映画で(*文化庁 若手映画作家育成プロジェクト)、プロの役者さんは初めてだったんですが、リハも全くありませんでした。衣装合わせの時に1回会ったきりで、もうすぐ本番だったんで、気負う余裕もなかたんです。

田中:今までの自主映画では丹念にリハーサルをして?

佐藤:結構やりますね。リハは。現場であれこれっていうよりかは、リハである程度シーンの意味とか、そういう意思の疎通をやった上で、現場に着いたらスムーズに、自分でカメラも回してるんで、ある程度前もってやれることはやっちゃおうってタイプだったんですよ。でも、そういうのが出来なかったんで。もう放り投げるしかないっていうのは、怖さはあったんですけど。

田中:「ジャパニーズセラピー」の中村麻美さん、いいですよね。「せかいのおわり」を観てファンだったんで。

佐藤:中村さん、すごく理解が早くて助かりました。撮影している時に、シーンの意味をディスカッションしてってやってる時間とかって全く無い訳じゃないですか。ある程度、役の意味を噛み砕くのを役者に任せるしかない。でも、任せるっていうのが出来る、ってのは自分の中で発見でしたね。前は出来なかったんですよ、やっぱり。昔、自主映画やってる時は、なんでもかんでも自分の思い通りになんないと嫌だ、みたいなのはあったんですけど。ある程度放り投げてみると、自分が思いつかなかった事を役者がやってくれるんだなって。

田中:霧島れいかさんも、質問とか面倒臭い事は全然なくて、はいはいって。

佐藤:ああ、それ聞きたかったんですよね。霧島さんが凄い細かい事やってるじゃないですか? あれってどの辺まで指示してたのですか?

田中:指示してるのもありますが、アドリブがほとんど。編集していて、あとで、凄いなって気付くっていう…

佐藤:僕も最初、webのちっちゃい画面でしか観てなかったんですけど、DVDもらったりとか、予告篇の編集してたんで、DV画質の素材を観せてもらったりとかして、各作品を見直してみたら、霧島さんの印象が一番変わったんです。大きい画面で観るとこんなに細かい事をやってたんだなって。

田中:はいはいって撮影して、お疲れ様ですーって、時間を気にする様に去っていったんですが、編集した時びっくりしたんです。あーすげえなって。これがプロなんだなって。面倒臭い事言わずに、さーっとやって、いいとこだけを残して、さーっと去っていくっていうか。

佐藤:カッコいいですね

田中:男前やなーって。

田中:僕も自主映画の時はコントロールしようとしてたんですけど、佐藤さんがおっしゃった様に、放り投げるっていうか、任せるっていうか。映画はなんか自分でコントロールしても、自分の趣味と、自己完結して、自分の思った様に撮れる訳じゃないですか。昔、自分もカメラやってたんですけど、自分が想像した画を撮って、自分が動かしたい様に動かして、結局イメージしたもんが出てもつまんないんですよね。

佐藤:そうなんですよね。

田中:豊かじゃないんですよね。それより、アクシデントじゃないけど、この瞬間に後ろで木が揺れてる、風が吹いたとか、映画って、やっぱりそこで偶然起こったことの方が、撮ろうとしたものより撮れてしまったものの方が、凄くないですか? シーンでも。映画を観てても、あ、こいつ狙ってるなって思ったら、急に冷めたりとか。

佐藤:ああ、そうですね。意図が見えてしまう。

田中:意図が見えると。ここで泣かせようとしてるとか、笑わせようとしてるとか。

佐藤:そうそう。分かっちゃうと冷めますよね。

田中:だから、どれだけその、無意識というか、映ってしまったものが一杯ある映画が、こんな瞬間よく撮ったなって、演出か分かんないけど。フィクションだけど、ノンフィクションじゃないけど、でもそういうのが一杯映ってると、なんか生々しい、変な…映画って多分そうなんですよ。

佐藤:そうですよね。空気感がやっぱり違ってきますよね。「東京はみだしゲーム」でもあそこが好きなんですよ。逆上がりする前が。あれは凄い。

田中:日が暮れてくるし、カット割りも決まってないし、月永さん(撮影:月永雄太)がフリーハンドで何回かやってる風に、いろんなサイズでばーっと押さえてもらって、編集で観たらその木の揺れとか、非現実的かもしれないけど、映画好きな人が撮ってると魂が籠ってるというか、撮ったもんが映画になってるというのか、ノーライティングだし、ただビデオカメラ回してるだけなのに、なんで。

佐藤:いやぁ、なんか映画ですよ。

田中:木が揺れてるんですよね。背中越しに、それで髪が風に揺れてたりとか、多分この風を撮らなければ、とか月永さんは意識してないけど、反射神経で。いっぱい映画観てて、映画が好きだから、こうなったら映画になるっていうのを知っている。やっぱりすげーなぁって。監督はある程度コントロールしなきゃ駄目だけど、なんか出来てしまうっていうのが映画なんだなぁ…と。

佐藤:そうですね。自分の手を離れる瞬間っていうか。

田中:「ジャパニーズセラピー」はカメラのワーキングと、編集がハリウッドみたいに凄い上手いんですよね。イーストウッドじゃないけど、意図を感じさせず、的確なカットがスーッと流れてって…

佐藤:やっぱりちょっと意識してやってましたね。そうやって撮り易いところから、全部脚本っていうか、設定作りから。室内の広い所でやるって決めてたんで。カメラを動かしたかったんで。まぁ、ドリーというよりタイヤのついた三脚だったんですけど。普通にレール敷いたりとかでやってったら、とても一日で撮りきれないので、もう、編集しながら撮るっていう感覚で、計算しながら撮ってました。役者さんたちが意図を理解してくれて、なおかつ自由に演技してくれたので、現場に勢いとか一体感がありましたね。今回は脚本、監督、撮影、編集、音楽まで自分でやりました。でも、もう、監督だけやりたいですよ〜

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◆プロになっていくということ。


佐藤:今回「スイッチ!」としてDVD発売されて、いちおうプロ意識が生まれたのですが、他にも舞台「FROGS」を映像収録した「FROGS on Screen」が6/7よりロードショー公開されました。

田中:ゲキシネっていうのですか?

佐藤:ゲキシネとはちょっと違うのですが、アミューズ若手俳優達の青春ダンスアクトの映像監督というかたちです。劇場用映画としてソニーが製作配給してます。舞台の演出は、岸谷五朗さん。スキップ映画祭で入賞したことが経緯ですが、そこのディレクターやってる人が、ソニーの方なんで、そこのツテでやってみないかっていう事で。

田中:編集も編集マンが?

佐藤:いや編集は自分で。撮影自体は2、3日かけて、舞台を撮るだけなんで。
今やっている作品は、もう2か月くらいやってますかねぇ。田中さんは劇映画撮ったんでしょ?

田中:劇映画っていうか、オリジナルDVDですね。トルネードフィルム製作で、9月発売のDVDと携帯電話のインターネット配信もの。みやすのんきさんの漫画原作で、女優はみひろさんと穂花さん。脚本は僕が書きました。自分で思っていたより、ポップな世界ができたので、これはこれで発見でした。

佐藤:観てみたいですね。やはり商品として、決着をつけるのは難しいけれど、やりがいはありますよね?

田中:いちおう、制約の中でカタチにはできたと思うんですが…今、そのソニー系のほか、監督として準備作とか企画書作ってとか、そういうのを進めているんですか?

佐藤:いやぁ、ちょっと前はやってたんですけどね。今、それがもう忙しくなっちゃって。いくつか企画書は出しているのですが、なかなか動きだしません。忙しい時にこそ、次々と企画をしていかないといけないのですが…

田中:僕はなんか脚本が書けるんで、脚本の方は有り難い事にお呼びが掛かっているんですけど、でも劇場映画の監督としてデビューしたいんですよね。やっぱり、そうですよね?

佐藤:そうですねぇ。
                               (了)

2008年07月01日

『さよなら、ジョージ・アダムスキー』、上映情報。

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「文化庁 若手映画作家育成プロジェクト」の一篇、
『さよなら、ジョージ・アダムスキー』
(監督:児玉和土 出演:柄本佑 尾上寛之 ほか)が、第30回ぴあフィルムフェスティバルの「招待作品部門」で劇場上映されることになりました。


上映日:7月24日(木)18:00~
劇場:渋谷東急


併映は、『直下型の女』(監督:タテナイケンタ 出演:山中 聡 河井青葉 江口のりこ)です。

詳細は下記のリンクをご覧ください。

【PFF公式サイト】